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Acid Blues

Visual & Sound Installation

Visual: Yoji Toyosaki
Sound: Tomofumi Muto

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Photos

acid_blues_layout_3.jpgAcid Blues Installation Layout
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Explanation

Acid Blues

豊崎 洋二

視覚と音声とのコラボレーションを目指しています。 しかし、これらの要素は融合するまでもなく、「私(人間)の意識の中では初めから一体となって存在していた」という考えを作品化しました。

すべては、私の幼児期の記憶の中から生まれました。
物心ついて、(幼稚園に入るちょっと前ぐらいからでしょうか)音楽、絵画に関心を持ち始めた頃を思い出しています。

絵は描くのが好きで、音楽は聴くのが好きでした。しかしながら頭(心)の中では、一緒に存在していた・・・・・何かお互い関係し合いながら、モアーっと渦を巻いていた感覚を今でも覚えています。 そして、絵を描く時には頭の中に音楽が鳴り、音楽を聴く時には何か抽象的なイメージが舞っていました。  しかしながら、作り手に廻った場合、手段としてこの二つの要素は、分離し、独立を強いられました。

この矛盾を克服するため、今まで追及してきた絵画から、時間軸に従って変化出来る映像に移行しました。 それに音声をプラスすれば、幼い時から描いていたイメージに近い作品に仕上がると考えました。

映像は、スライドを使用しディゾルブ効果を利用しています。
マルチスライドをディゾルブシステムを使い、重ね合わせることで、動画と静止画と双方の良さを兼ね備え、 絵の具の塗り重ね効果にも似た映像制作が可能になりました。

また、スクリーンは凸凹状になっており、そこに凸凹状の被写体を投影することで、 映像にオブジェ的質感(存在感)を持たせていますが、 この「質感」が音声の「音質」と響き合う様な設定になっています。  やはり長年慣れ親しんできた「絵画&モデリングコラージュ的効果は私の身体の一部」となっていたことを実感しました。

「Acid Blues」は、音楽家 武藤智史氏と数々の実験の後、氏の叩きだすポリリズムを主軸とし、それに映像をあてはめた作品です。  この作品のテーマはまさにこの4ビートジャズのブルースフィーリング溢れる「ポリリズム」であり、 スライドソフトはそれに触発されたイメージである、くず鉄、アルミ等のごみ、 そこから展開したドローイング、風景から成り立っています。

遥か昔、宗教儀式の中で、「音楽とダンスが自然に一体化していた関係」を、現代の生活空間において、 音楽と映像の中に構築出来れば・・・。これからも追求し続けたいと思います。